Sunday, October 08, 2006

時効は何のためか?

私は、時効について真剣に考えたことはなかった。
映画では、時効をテーマにしたものはあったが、自分が被害者の家族ではないし、当然、加害者になったこともなかったから。

しかし、今回のケースは予想もしていなかった。

1978年に東京都足立区立小学校の教諭・石川千佳子さん(当時29歳)を殺害し、26年後に犯行を自供してきた。

この時から、時効が話題になり始めた。

この自首した男が、本当に改心して品行方正な男なら、まだしも、態度、言葉が悪い。そのため、殺された家族は持って行き場のない苦しみを抱えるに至った。

時効20年とはどんな意味があるのだろうか?

専門家の話では2つの理由らしい。
一つは、20年も犯人探しをしていると、経費がかかりすぎるという警察側の理由から。
もう一つは、それから裁判を開いても、立証が難しいという、これまた警察側の理由。

被害者側の立場で言うなら、時効なんて意味がない。
殺人を犯した人間がのうのうと生きていることなど考えたくもない。
絶対に時効は廃止すべき。

一方、犯人の立場で考えてみると、20年間逃げとおせるなら、自分の日の目を見ることができると思うと、逃げようという気になる。
ところが、時効がなくなれば一生逃げなければならない。これは少ししんどい話。
だから、自首しようとするかどうかは疑問だけど。

ところで、一般人の考え方は、警察の理由で時効があるとしたならば、即刻廃止。
しかし、経費や証拠の問題があるとすれば、ムニャムニャ。

ムニャムニャは、やはり、まずい。
そこで提案。

現実的に問題解決を優先に考えるとすれば、犯人逮捕を優先すべき。
かといって、無罪放免は許されない。
その犯人は、一生、被害者の家族には何らかの形で償わなければならない。
そこで、仮に自首してきたら、減刑処置を施す。死刑を無期懲役に。

考えてみると、この世の中に逃走している犯人が多くいることは問題。
彼らは、いつ、次の犯罪を起こすか解らない。早く隔離すべき。
この考え方を徹底するならば、アメリカで行っている司法取引は、実は重要なことだと思う。

日本人は、とかく減刑に対し、否定的な見方をしているが、犯人逮捕を第一義に考えるべきだと思う。