Friday, October 29, 2010

あきれてものが言えない

日中首脳会談の拒否を直前になって通告してきた。
中国が理由として挙げたのは、東シナ海のガス田開発問題で両国が交渉再開に合意したとの外国通信社が報道したからだと言う。
日本政府は中国側に事実関係を説明したが、
「報道されたことで会談できない」と受け入れなかったという。

通信社の誤報にも便乗した格好の中国側の対応について、
福山哲郎官房副長官は29日夜
「根拠のない報道によって、首脳会談を中国側がキャンセルしたのは非常に遺憾だ」
と語った。

フランス通信(AFP)は29日午前に行われた前原誠司外相と楊潔●外相の会談で、東シナ海のガス田問題で「交渉再開に合意した」と伝えた。

中国はこれを日本側が意図的に流したものと判断し、
日中首脳会談の拒否を一方的に突きつけてきた。

大人げない中国政府のやり方に、またかという思いがする。
こんな問題は簡単な話である。
一報道機関が流した情報に問題があったら、直接日本政府あるいは日本大使館にその真偽を確認すればいいだけである。

これは、明らかに、中国政府は日本政府より上位にあり、謁見の機会を与えるという前近代的はそう。中国共産党の未成熟ぶりがよく出ている。

一方、国内世論に強い政府という意識を伝える効果を狙ったものだろう。

どこまでも、幼いやんちゃな中国である。
あきれてものが言えない。